湯あみ着
皆様、地震の方は大丈夫でしたか?
前回のブログで湯あみ着のことについて触れました。
本日の地元の新聞で興味深い記事が載っていたので、もう1度湯あみ着のことについて考えてみたいと思います。
興味のある方は画像をクリックすると拡大して見れます。
湯あみ着ではなく入浴着で多少違いますが、それは気にしないで下さい。
要は手術痕を隠す為に着るものです。
銭湯や温泉に入りたくても傷を見られるのが恥ずかしいとか、それを見て不快に感じる人がいるんじゃないかということで、入浴を諦めている方は多いことでしょう。
幸いにも私にはそういう痕がないので、気にしたこともありませんでした。
私の知り合いに片脚がない女性がいますが、彼女はそれでも堂々と銭湯や温泉に入っています。
別に悪いことをしている訳でもないので恥じることもないのですが、誰もが彼女のように強い訳ではありません。
温泉は健康な方ばかりの者ではありません。
地獄温泉のように湯治が目的の温泉も多々あります。
私のポリシーでもある、裸になれば皆平等。
ヌーディストの精神である「LOVE&PEACE」の心で全ての人に銭湯や温泉を楽しんで貰いたいですね。
その為にも入浴着の認知と着用を認める施設がもっともっと必要です。
やっぱり皆、笑顔でお風呂に入りたいですもんね。

熊本の現在(いま)Part3
私のもう1度行きたい温泉宿の中でも3本の指に入る地獄温泉清風荘。
先日TVで取り上げられていました。
2016年4月に起こった熊本の大地震、その後の土石流の被害で大ダメージを受けました。
詳しくは過去のブログ(2016年7月・2017年7月)で紹介しています。
もう1度簡単に説明しときます。
地獄温泉は江戸時代から200年以上続く湯治宿です。
温泉ブーム、バブル景気もあり本館しかなかった宿も増築しました。
時代の流れなんでしょうかね?
観光客が増えることによって単価UPを狙った料理(懐石・フレンチ)も提供するようになったそうです。
それに対して昔からの湯治客には戸惑う人もいたようです。
こちらはその当時のすずめの湯の映像です。
順調かに見えていた経営ですが、熊本大地震で道路は寸断され土石流で建物も崩壊します。
道路が復旧するのに1年。
それからようやく工事に入れます。
補助金や借金で10億円近く用意しましたが、東北大震災以降建設資材費や人件費が上昇し、更に東京オリンピックの影響で更にUP。
おまけに場所は標高750mの山の上。
当初思い描いてたような以前のような建築は到底無理でした。
また今後どのようにしていけばいいか経営コンサルタントにも相談したそうです。
当時はインバウンドの客が増加している時で、海外や東京の富裕層をターゲットにした方が時代に合っている
と言われたそうです。
ただ震災で本館が壊れたことによって、昔使っていたであろう温泉を通す為の水路が見つかったそうです。
それを見て原点である湯治客の為の湯治宿ということを思い出したようです。
2019年4月、地震から3年ようやく地獄温泉が復活しました。
といっても日帰り入浴のみですが。
名物すずめの湯が形は違いますがリニューアルしました。
以前と1番大きく変わった点。
湯あみ着の導入です。
以前は混浴で男女とも裸で入浴していましたが、今は男女とも水着または湯あみ着の着用が義務づけられました。
私的にはあまり賛成ではありませんが、店主の話を聞いてそれもありなのかなと。
今回の番組で1番印象に残った言葉です。
それは令和の掟。
「手術痕があったりする方とかLGBTにお悩みで開放的なお風呂に入れなかった方とか、誰もが気兼ねなく相手のことを考えて、相手の痛みに思いを寄せて湯治してくださいねというのが掟のルール」
2020年9月には3部屋だけですが離れの宿が完成し宿泊も出来るようになりました。
星野リゾートかと思わせるような宿で、お値段は高めですが。
他にも建設中で。そちらが出来たら私でも泊まれるかもしれません。
こちらが地獄温泉を経営する3兄弟。
今では長男の息子さんや娘さんも手伝っています。
今回のTVでは触れていませんでしたが、今はコロナ禍でまた大変なことになっていると思います。
いったいどれだけの苦難を乗り越えたらたらいいんでしょうか?
もう本当勘弁してあげてという感じです。
それでも必ず地獄温泉は復活すると信じたいです。
多くのファンもそれを願っていると思います。
B-1グランプリ
愛媛県今治市。
タオルと造船で有名な街ですが、今年は暗い話題で全国のニュースに取り上げられました。
5月の連続高齢者殺人事件。
最近では市街地での暴走で警察とのカーチェイス。
そして毎日話題になっている加計学園問題です。
そんな今治市に久しぶりに明るい話題がありました。
先週の土日に行われた2017西日本B-1グランプリで、今治焼豚玉子飯世界普及委員会が1位に当たるゴールドグランプリに輝きました。
おめでとうございます。
ここで知らない人の為に、簡単に焼豚玉子飯を紹介します。
ご飯の上に叉焼をのせさらに半熟の目玉焼きをのせてから甘辛いタレをかけるだけのいたってシンプルな料理です。
元々は中華屋のまかない飯だったそうです。
今年も残りあと僅か。
明るいニュースで終われそうでよかったです。
本編更新はもう暫くお待ち下さい。
熊本の現在(いま)Part2
1ヶ月程前にNHKのEテレでこういう番組がありました。
南阿蘇を襲った震度6強の大地震からもう1年以上経ちました。
でも復興の方はまだまだ進んでいません。
今回の番組はその中でも3つが取り上げられてました。
ペンション村
放牧農家
そして以前にも紹介したことのある
地獄温泉清風荘です。
今回も地獄温泉の現状を紹介させて頂きたいと思います。
これが地獄温泉へと続く道。
関係者以外は通行は禁止されています。
大型車等の工事車両もまだ入れない状態です。
手作業で出来ることはやり尽くしたそうです。
多くのボランティアの人達も危険を承知で手伝ってくれたそうです。
それだけ地獄温泉は多くの人達に愛され、再建を期待されているんでしょうね。
しかし工事車両が入って来れるようになるまでは瓦礫の撤去は出来ないままです。
でもタイムリミットも迫って来ています。
このまま何も出来ないままでは最悪の結果になるかも知れません。
普段は仮設団地で暮らしていますがお正月前、せめてお飾りだけでも付けようと久しぶりに地獄温泉に行ったそうです。
瓦礫はそのままです。
こういう状況の中でも自噴の温泉は湧き続けています。
地獄温泉は地震の後の大雨で更なる被害を受けましたが、先日も福岡・大分を襲う大雨がありました。
亡くなられた方にはお悔やみ申し上げます。
地獄温泉もこれ以上の被害が無ければいいんですが。
今まで地獄温泉へと続く道路も手付かずだったんですが、先月からようやく工事が始まったそうです。
9月までは関係者でも一切立ち入り出来なくなるそうです。
雨の中でも工事は続けてくれてるそうです。
まずは道路復旧から。
そこから地獄温泉清風荘の再建は始まります。
熊本の現在(いま)
熊本で大地震があってから2ヶ月半程経ちますが、今でも余震が頻繁に続いています。
2週間程前前には大雨の被害も受けました。
以前にも紹介したことありますが、『地獄温泉清風荘』
地震の被害から少しずつですが復興へ向けて進んでいましたが、今回の大雨でまた被害を受けたようです。
先週の「報道ステーション」で取り上げられていたので、ここで紹介させて頂きます。
地獄温泉は200年続く湯治場で1番歴史の古い元湯には江戸時代は武士しか入れなかったそうです。
これは私のまだ生まれる前。
牛が写ってるの分かりますかね。
当時はのどかだったんですね。
こちらの画像は丁度私が訪れた頃の年代です。
売りは何と言ってもすずめの湯の自噴するお湯と泥湯ですね。
入った後はお肌ピチピチになりますよ。
しかし地震が起こってしまいました。
宿へと続く道は全て絶たれてしまい、自衛隊のヘリによる救出が行われました。
地震が落ち着いてからやはり宿と源泉が気になり。自力で見に行ったそうです。
温泉宿の命とも言えるお湯は湧いていました。
ただ明治時代の建物である本館はかなりのダメージを受けていました。
それでもお湯のある限り復興の道は諦めません。
地獄温泉を経営する3兄弟の話し合いは続きます。
その矢先、九州地方を大豪雨が襲いました。
土石流が地獄温泉を襲いました。
問題は源泉です。
これだけの被害を受けて、さてお湯は湧いているんでしょうか?
お湯は湧いていました。
復興へ向けて少しずつ進んでいましたが、今回は前回よりも更に大きな被害を受けています。
これは閉館しても仕方ないくらいの状況です。
まだまだ諦めてないようです。
復興するのが何時になるのか。
1年後、2年後それとももっとかかるのか。
それは誰も分かりません。
もし途中で断念したとしても、誰も責める人はいないでしょう。
それでも多くの『地獄温泉清風荘』のファンはみんな信じている筈です。
必ず復興してくれると
その時には私も再び訪れたいと思います。
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